はじめに
ほた~ おはようございます こんにちは
うおとホタルです。
木曜日の夜に咳き込んで一睡もできず、金曜日は会社を休んで昼寝とのどに良いご飯を作ってました。ご飯と呼吸器内科でもらった薬の効果もあって喉の方はゴールデンウイーク前の調子に戻りつつあります。あとはジョギングを再開して体力を付けたいところです。
今回は本日『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』をDolby 3Dで見てきましたので感想を書いていきます。2022年10月のNintendo Directで第一弾トレーラーが流れてから、本当に心待ちにしていました。マリオシリーズを少しでも楽しんだことのある方は楽しめるに違いありません。参考に映画情報を載せておきます。
初代スーパーマリオブラザーズ、New スーパーマリオブラザーズ、マリオ64にスーパーマリオオデッセイ、スマブラと扱うネタが多く、自分は気づけなかったネタもあるはずです。今回そういったネタを扱うときりがないので小ネタ紹介は任天堂大好きのYoutuberに任せます。Dolby Cinemaの最先端の映像・音響体験も合わさり、マリオの世界に入り浸った90分間でした。ゴールポールやスター状態のオーケストラ音源が心地いい、ファイアフラワーの橙色やジャングル王国の滝の水、レインボーロードの光が美しい。もちろんイカさん大好きなのでゲッソーにも注目してました、海の中やエンディングで躍動してましたよ。
ネタバレ込みの感想ですので、映画をまだ見てない方は見てから読むことをお勧めします。最後まで読んでもらえるとありがたいです。
マリオブラザーズの映画
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はざっくり言って次の6つのポイントを抑えておけば大丈夫です。
- マリオとルイージはブルックリンで「マリオブラザーズ」という屋号の配管工を営んでいる兄弟です。ルイージの方が弟で、お互いのことを大事に思ってます。
- クッパはクッパ軍団を率いる頭領でありキノコ王国に攻め入る侵略者です。今回はクッパ軍団に囚われたルイージを救うためマリオは冒険します。ノコノコやカメックの価値観とは根底から違ってて、説得というコマンドが用意されてません。
- ピーチ姫は「キノコ王国」という一国のプリンセスで前線に勇敢に立つ指揮官でもあります。ピーチ姫は幼少期から鍛えてて強いですが、クッパの方が遥かに強いです。
- スーパーキノコやファイアフラワーといったアイテムを取ると姿が変わって強くなり、ダメージを受けると元の姿に戻ります。
- ドンキーコングの出身地「ジャングル王国」はレーシング技術が発達した国でマリオカートネタも登場します。ドンキーコングとマリオは拳でぶつかり合い好敵手(ライバル)になります。
- この映画は失敗続きの配管工マリオブラザーズがブルックリンを救うスーパースターになるお話です。
マリオだけじゃ成り立たない、ルイージもいるからマリオは体格の優れたドンキーコングにも覚悟を決めて立ち向かった、ルイージのピンチはマリオが救い、マリオのピンチはルイージが救う。お互い尊い、正しく「マリオブラザーズ」の映画です。
そんな映画を冒頭からダイジェストで紹介していきます。
冒頭からピーチ姫と出発するまで
冒頭ではクッパ軍団が支配する国「ダークランド」がペンギン王国に攻め入り、ペンギンたちが立ち向かいますがクッパの炎ブレスになすすべなく動きが止まり、スーパースターが押収されペンギンたちが捕虜になります。氷の壁が溶かされるときの迫力満点の炎を3DメガネとDolby Cinemaの音響で体験できて良かったです。3Dで見れるなら3Dを選んでほしいくらいです。
マリオとルイージはブルックリンで「マリオブラザーズ」という屋号の配管工を営む兄弟です。全財産はたいてCMを打ちますが、仕事が上手くいかず同業者のスパイクに馬鹿にされる有り様です。「マンマ・ミーア」なんて言っても元気にならない。マリオと言えば「ミスター・ビデオゲーム」とカッコイイ名称を持ってますが、冒頭では赤い服着て髭を生やした一人の若者でルイージの兄です。母と父と一緒に食事してたときも仕事のことを聞かれてしょんぼりして自室にこもり、「パルテナの鏡」を遊んで「ヤラレチャッタ」になってました。ここで1点ポイント
マリオがスーパーキノコを取って大きくなるのは有名ですが、劇中のマリオは終始キノコ嫌いに描かれてました。食事の時にマッシュルーム入りのスパゲッティを嫌そうな目で見てました。キノピオを見て「キノコがしゃべってる」と言ったとき、ピーチ姫から「アイテムで強くなる」と聞いてスーパーキノコを手渡されたとき、終盤でタヌキマリオになって飛びながらキノコを突き破ったとき、本当に嫌そうな顔をしてました。登場人物のコミカルな顔もこの映画の醍醐味です。
その夜ニュースを見ると水道管が破裂してブルックリンが洪水になってました。「神の当たりくじ」と思いマリオブラザーズが駆け付けますが、水道管の締め付けに失敗して地下に落ちます。ハズレくじになり迷い込むと土管を見つけました。1-2のBGMが鳴ってるところで土管、新しいワールドへワープするんだろうなと予感して、数分後実際にワープしちゃいました。マリオはキノコ王国に、ルイージはダークランドに離れ離れになります。
マリオはキノコ王国の森でキノピオに出会い、ルイージがダークランドに行ってしまったこと、ピーチ姫ならなんとかしてくれることを聞き、ピーチ城に向かいます。道中の市場ではリンゴといった美味しそうな食べ物と愉快な音楽が流れてました。へとへとになりながらもピーチ城に辿り着きますが、侵入者扱いされます。ここで1点ポイント
マリオはピーチ姫と会うことができますが、初対面で実力も分かってない状態でした。ゲームではピーチ姫から好意を持たれてて、クッパとは因縁を付けられてるという印象を持ってます。後で対面するドンキーコングやクッパとも初対面で「ここから始まるんだろうな」と思いました。
「お手並み拝見」ということでピーチ姫のトレーニングコースに連れていかれ、ピーチ姫がドレス姿のまま軽い身のこなしであっさりクリア1しますが、マリオは何回もスタート位置に戻っては何度も挑戦し続けます。やっていくうちに操作を覚えていくという感じですかね、自分もステージ上のコインを取ろうとして落ちたことが何回もありました。
スーパーキノコを食べることでレンガブロックを壊せるようになることが描写されてて、大変分かりやすい。走る、ジャンプする、アイテムを取って強くなる、踏みつけて攻撃する、ダメージを受けると元に戻るといったマリオの基本的なアクションが詰まってました。
クッパがキノコ王国に攻め入りそうなのでジャングル王国と軍事同盟という流れになり、マリオとピーチ姫、キノピオは冒険の旅に出ることになります。道中のファイアフラワーの炎と星空がすごく綺麗で版画作品を見たときの感覚になりました。離れ離れになってベビィの頃を思い出すマリオ、回想シーンが切なかったです。
一方ルイージはワープした先で「ルイージマンション」のように懐中電灯を照らすと、そこにはカロンの姿が…。壊すも復活する、ルイージを執拗に追いかける、顔だけでもしがみついてくる、橙色の目も合わさって実にホラーチックでした。ヘイホー・ムーチョの姿も暗闇の中だと恐ろしや。Dolby Cinemaの紹介で「黒色も極限まで突き詰めた」と紹介されてましたが、キノコ王国の明るさだけじゃなくてダークランドの暗さもより立体的に感じられました。仕舞いにはヘイホーたちに捕まります、どうなるのでしょうか?
ジャングル王国からレインボーロードまで
ジャングル王国に辿り着き、ボスのクランキーコングに軍事同盟を結びますが断られます。マリオがルイージを助けたいからと強く出ると「息子のドンキーコングを闘技場で倒せたら」という条件を出してきたので飲んで闘技場に向かいます。
入場曲に「モンキーラップ」を流してドンキーコングが登場します。ビビりますが覚悟を決めて立ち向かいます。しかしアイテムを取っていないマリオでは歯が立ちません。ボコボコに殴られて、諦めきれずに立ち上がったら溜めたパンチを食らって宙に浮かんで「もうダメか」と思いますがピーチ姫の応援で復活!! ニャニャニャにゃんとネコマリオに変身し、引っ掻いて側面を縦横無尽に走って飛び掛かりドンキーコングに勝つことができました。ドンキーコングのローリング・パンチ・樽投げといったアクション1つ1つ、特にハンドクラップ音に重さを感じました。ドンキーコングはいきなり現れたマリオに負けてすごく苛立ってました。ですが一人の戦士として闘ったことで実力を認め、友情が芽生えてましたね。
軍事同盟を結び、キノコ王国への近道があるということでレーシングカーをカスタマイズします。ジャングル王国は外観は生い茂った木々の中にある遺跡のような場所ですが、レーシングマシンの工場は近代的に感じました。ピーチ姫のバイクがピンク色に塗装されたり、マリオのマシンが組み立てられるシーンは「こうなってるのか」と思いました。この映画はピーチ姫の服装も見どころで、自分はライダースーツが一番好きになりました。勝負に全力を出してる気迫も一国の姫としての冷静さも出てるからです。
「Here we go!!」と工場を飛び出すと、虹が出る美しい滝が見えてきました。ジャンプ台を飛びこすと7色煌めくレインボーロードへ飛び出しました。待ち構えていたクッパ軍団の奇襲を受け、装甲車やキラー砲台からの攻撃をかわしていきます。緑甲羅を飛ばして反撃しますが、キノコ王国へ抜ける後一歩のところでレインボーロードが落ちてマリオとドンキーコングは海に沈んでいってしまいました。
ここで1点ポイント
クッパがスーパースターを手に入れたらピーチ姫が結婚の申し出に応じると思ってたり、結婚式の見世物に生贄を溶岩に沈めようとしてたり「自分が悪とすら思ってない」描写がたくさんあります。当然この映画のピーチ姫はクッパが嫌いです。
はた迷惑な存在が筋肉モリモリな上に炎ブレスまで使ってきます。意見を言ったノコノコが焼かれて一瞬でカロンになりました。おまけにピアノ弾いたりピーチ姫の居場所を突き止めて先手を打ったりと頭も使います。ルイージには髭を引っ張って精神攻撃を加えて、用が済んだら生贄の一人にしました。このようにクッパが倒すべき「敵」と表現され、そんな性格になったバックボーンが入らなかったのはすごく良かったです。
パワーで軍団を敷くクッパさん、ラストには溶岩に落とされるより酷い末路を迎えます。今回の記事では詳細を省きますが結末は分かり切ったこと、クッパはマリオに倒されます。マリオブラザーズはどうやって難局から巻き返し、ブルックリンを救うスーパーヒーローになったのでしょうか?
マリオとドンキーコングが手を組んで、クッパを倒すまで
海の中でマリオは意識を取り戻しますが、ドンキーコングがゆっくり沈みそうになってます。ネクタイを引っ張り上げドンキーコングを助けますが目玉がギロッとしたウツボに呑み込まれます。ウツボの体内でドンキーコングの顔にゲッソーが張り付いたシーン、インパクト強くて忘れられませんね。マリオシリーズのイカさん、お待ちかねのゲッソーはこのシーンで登場しました。3Dで見ると曲線部分がよりふにふにしてて可愛かったです。
バレルジェットでウツボから脱出しキノコ王国へ向かいます。ピーチ姫はキノピオが苦しむ姿を見て結婚に応じてしまい、式場まで行きますが諦めが悪くアイスフラワーを取って反撃します。ピーチ姫が時間を稼いでる間にマリオとドンキーコングが変身してノコノコやクリボーを蹴散らし、なんとかルイージを救出します。ですがクッパも対抗手段を持っており、マグナムキラーをピーチ城に打ち込みました。スマブラDXのように着弾して爆発することは回避したものの、マグナムキラーのせいでダークランドがブルックリンに出てきてしまいました。
「よくも結婚式を台無しにしやがって💢」「同じ痛みを味わえ💢」とクッパはマリオを殴ってきます。冒頭でスパイクに馬鹿にされた場所でクッパにも「弱虫」と馬鹿にされますが、自分たちが打ったCMを見て立ち上がりました。クッパの炎が直撃しようとしてましたが、そこにルイージが合流してマンホールで炎を防ぎます。マリオはルイージの手を掴み一緒にスーパースターを取りました。マリオブラザーズがスターを取ったらどうなるか、ゲームを知ってたら自明のことです。ノコノコやパックンフラワーをなぎ倒し、クッパをも倒しました。これにてマリオブラザーズはキノコ王国を、ブルックリンをも救う「スーパーマリオブラザーズ」になりましたとさ。
エンディング
エンディングではこの映画を彩ったはてなブロックやコイン、変身アイテム、クッパ軍団のキャラクターが登場してました。特に海のシーンではプクプクと一緒に泳ぐゲッソーの姿が可愛かったです。ゲッソーグッズ買おうかな?
エンディングの音楽もワクワクしました。いつもの1-1からゴールポール音、スター状態からクッパ城まで退屈させない作りになってました。洋画のエンディングは飛ばすタイプです。
最後には卵が登場し殻が割れて「ヨッシー」と響き続編を匂わせてました。続編あったら絶対に見ます。ピーチ姫とは顔見知りになってクッパとは因縁付けられて、違った物語になるはずです。ライバル枠にはやっぱりドンキーコングですかね。ワリオはもうメイドインワリオで社長やってる印象が強くてマリオと手を組んでる姿をあんまり想像できません。
マリオブラザーズがクッパを倒す、ありきたりだけど求めてたものを期待以上に出してくれました。全米でも日本でもヒットしてるというのは頷けます。上映時間が94分というのも集中力が続くちょうどいい時間でした。
この映画で一番好きなのはマリオです。色々あります。
- 弟のルイージを大事に想うところ
- チャンスと見たら飛んでいくところ
- 諦めが悪いところ
- 戦いには恐怖で足がすくんだりするけど立ち上がるところ
- 強いアイテムを手に入れたら調子に乗るところ
他の知ってるキャラクターもより魅力が増しました。ピーチ姫には一国の姫としての責任感を感じ、ルイージにはお互いに必要としてる存在なんだなと感じました。あとマリオとルイージには父と母がいて、ブルックリンにも帰る場所があるというのも良かったです。クッパはカメの王様だからあれでいいんじゃないですかね。
今回見たのは字幕版なので吹替版も間に合えば見るつもりです。今回は記憶に残る体験がしたくてDolby 3Dで見ましたが、次回は普通のスクリーンで見ます。それではDolby 3Dはどうだったでしょうか?
TOHOシネマズ ららぽーと門真のDolby 3Dの感想
一言で言うなら上記の通りです。立体的に駆け巡る映像と最新鋭のオーディオテクノロジーが心揺さぶってくれます。いつものマリオのBGMにオーケストラとDolby Cinemaの音響が合わさり思わず「すげぇー」ってなりました。「版画は描いたまんまの色が出てくる」と以前の版画展2で学びましたが、似たようなもので特にファイアフラワーの橙色がすごく鮮やかに出てました。Youtubeのトレーラー動画とは全然違う、同じくらいの映像だったらお金払って見やしない、高級な体験をするために映画館へ行っています。
ペンギン王国の氷、キノコ王国の色とりどりのキノコ、ピーチ城のステンドグラス、ジャングル王国の滝、レインボーロード、海の中、ダークランドの暗闇と溶岩と様々なロケーションが自分を魅了してくれました。ブルックリンの街もレンガの街並みが現実にあったら訪れたくなるくらい素敵に映りました。
ちなみに自分はプレミアシートで見てました。前が通路になってて3Dメガネに人の頭が映ることなく集中できました。映像や字幕が目の前に飛び出てきて臨場感ありました。最新の3Dメガネはメガネかけたままでも苦しくないんですね。あとは飲み物がドリンクバーというのも良かったです。普段はLサイズ頼むんですが、上映前にポップコーンと一緒に飲んでたら足りなくなるのが悩みでした。ドリンクバーなら何杯でもお替りできるのでその心配はありません。
これからは映画を見るなら「TOHOシネマズ ららぽーと門真」で見ようと思いました。自転車で行ける距離にあるというのもございますが、最新鋭の設備で映画を体験できるためです。映画は1か月に1本と決めてます。食事代含めて1本2000円以上とそれなりの価格がしますので。せっかくならプレミアシートに座ってリラックスして体験したいものです。
最後に今回のマリオ映画、ユキちゃんとアリサちゃん(金髪の人形)、イカさんと一緒に見ました。ユキちゃん、3Dメガネも似合ってるほた~
最後に
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』マリオとルイージの兄弟愛を感じる素晴らしい作品でした。ピーチ姫、キノピオ、ドンキーコングといった周りのキャラクターもそれぞれの魅力が光ってました。だからこそ壊そうとするクッパが理解しがたく、倒すべき存在になってました。コミカルな表情に驚き、細やかなアクションでワクワクさせてくれます。
加えて「Dolby Cinema」の色鮮やかで立体的な映像と生き生きとした音響が映画の世界に入り浸らせてくれました。90分がとても楽しかったです。
マリオ映画、マリオシリーズに触れたことのある人ならお勧めできる作品です。Youtubeやテレビじゃなくて映画館で見てほしいなと思います。
以上になります。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。ほた~
脚注
- ピーチ姫が躍動! 映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」本編映像「ピーチ姫のトレーニングコース」 - YouTube
- 4月前半週の振り返り(まころん先生の版画展の感想等)|まどろみみっくろん (madoromimicron.com)