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[フィールドワーク 6月]姫路市自然観察の森周辺

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はじめに

ほたー おはようございます! こんにちは!

今回は6月25日に訪れた姫路市自然観察の森周辺での体験について書いていきます。今回この森に訪れた理由は2点ございます。

  1. 野鳥をこの目に収めたかった。魚戸ホタルの仲間である「色織(しきし)まいは」さんを思い描くため
  2. 天気予報で曇りと出ており、楽しさよりうだるような暑さが勝らない今年最後のチャンスだと考えたため

1については「まいはさん」はトリ型のまどろみみっくです。トリさんを思い描くには実際に野鳥を見ることが大切です。結果的にはシカさんやムシさんを見ることはできましたがトリさんを見ることはできませんでした。しかし繁茂する草木の色から「大体こんな色」と推測することができました。

2については35℃以上の猛暑日になると外出自体が危険になるため山へフィールドワークできる今年最後のチャンスだと考えました。去年は10月まで暑い日々が続き、11月ごろにやっとマシになりました。秋になると紅葉や山の幸と言いますが、ハチが暴れまわる時期でもあります。ハチは羽音がうるさく、刺されると生命の危険があるため苦手です。冬は雪が降って視界不良になり体温管理も必要です。曇りの予報が出て「よし、行こう」と決めました。実際に北山頂上に辿り着くと心地よい風が吹いており行ってよかったと思いました。

他にも星の子館や姫路科学館を訪れましたので、体験を書き綴ります。

姫路市自然観察の森

姫路市自然観察の森では道なりに進むことで野生動物や繁茂する草木を観察することができます。保安林に指定されており、人の手が加わって自然環境が保全されています。草木や動物を持ち帰ることができず、そのことに関する注意書きも立てられています。

姫路市自然観察の森の公式サイトはこちらです。大体のお客さんは自家用車で来ていますが、自分は免許を持っていても運転する技能がないためバスで来ました。

バスの時刻表ついては近隣施設のこどもの館のアクセス方法から確認しました。バスの時刻表から分かるように10時のバスが過ぎたら3時間間隔が空きます。そのため時間制限付きの登山になりました。

自然観察の森にあるネイチャーセンターに到着したのが10時です。受付で検温と名前の入力をしてからパンフレットを受け取り即座に計画を立てました。

最初に立てた登山ルートと実際のルートがずれることになるのですが、それをこれから説明します。

登山ルート

最初におすすめから決めたルートと実際に進んだルートを示した図を作成したので見てもらえますか?

図にも書かれているように赤色がおすすめから決めたルート(通称「北山アクティブルート」)で黄色が実際に進んだルートです。ネイチャーセンター→中央広場に進むルートは同じですが、以降は違うルートを辿ることになりました。

おすすめから決めたルートと実際に進んだルート

図から分かるように最初に立てたルートでは頂上に行きません。行くことになったのは足を節約できたと思い込んだためです。結果的には功を奏しました。頂上の見晴らしがよく、心地よい風が吹いており楽しかったです。

5kmくらい歩いたでしょうか。登山の行程をこれから説明します。

ネイチャーセンターから北山山頂まで

ネイチャーセンターから中央広場までは道なりに進むことができました。100mおきに番号札が立てられており、それを目安にしました。中央広場に進むとベンチに座ってルートを確認し、西に進みました。

「͡コナラ広場」に進むルートが本来のルートですが、無視して右に曲がりました。コンクリートで舗装された道路で番号札がないことに違和感を覚えましたが気にせずどんどん進みました。途中シカさんが現れたものの、その時はカメラに収めることができませんでした。トンボ池に来てようやく本来のルートから外れていることに気づきました。

「それなら北山頂上へ行こう」と決め入口から230段続く階段を登り、道なりに進み中継地点(登山ルート画像のトンボ池の右側)にたどり着きました。森の中に入ったことで虫の羽音が耳につくようになりましたが「心を落ち着けなさい」と注意されているようでした。藍染を首に巻き、帽子をかぶって防御していたので虫が付くことは最後までございませんでした。制汗剤で汗を拭かなかったのも良かったと思います。自然とは違う匂いが発生して警戒して寄ってくる可能性がありますからね。

森の中にヤマザクラやクリなどの樹木の解説やイノシシ・マムシなどの注意書き、動植物のクイズがあったのも楽しむうえで好印象でした。ネイチャーセンターに申し出ればクイズに挑戦することもできるそうです。

中継地点から300段の階段を登り、北山頂上に辿り着くと見晴らしの良い景色が広がっていました。

撮影した画像からスライダーを作成しました。見ていただけるとありがたいです。

北山山頂からネイチャーセンターまで

11時、山頂に辿り着いて景色を撮影した後に水分補給と食事をしました。なかなか面白い。北山山頂の標識から標高180mであることがわかりました。もう数百メートル高い、もしくはもう数℃暑ければ引き返していたでしょう。水分がペットボトル1本分でした。

頂上の景色から「まいはさんの羽の色だ、毛の色だ、服の色だ、爪の色だ」なんて独り言をつぶやいては写真を撮っていました。ベンチがあったので寝そべり心地よい風を感じていました。「なんていい日だ」風を感じていた間、幸福感を味わっていました。最善を尽くせたといったもいい、登ってよかった、来てよかった。頂上に30分以上いた後に下山することにしました。

下山途中にシカさんと目が合いました。戦っても勝てないので目を合わせず前だけを見ていました。途中の湿原で草を食べるシカを見つけ、橋の上だったため安全だと感じ撮影することができました。

ホタル池では飛んでいるゲンジボタルを見ることができました。姿を撮影したかったのですが定点に止まらず池だけ撮影しました。ホタル池の近くにある「こどもの館工房」で10分休んだ後にネイチャーセンターに向かって足を進めました。

12時15分、ネイチャーセンターに到着しました。早速足のストレッチをして制汗剤で体をふきました。展示物を見て野鳥成分を補給しました。テラリウム、ガラス容器の中で育てる植物の展示もあり「まいはさん好きそうやな、始めたいな」と思いました。

12時51分、バスが来て星の子館へ向かいました。

撮影した画像からスライダーを作成しました。見ていただけるとありがたいです。

星の子館

13時星の子館到着 早速受付で名前を記入しました。

星の子館は天体観測と宿泊設備を兼ねた施設です。公式サイトはこちらです。

入るだけなら無料です。早速7Fのコスモルームに入りました。13時~13時45分まで「お昼の天体観望会」を開いていますが、訪れた日は曇り空。望遠鏡をのぞいてみると既に撮影された月の表面が映りました。スタッフに話を聞くと晴れた日は月の表面が見えるほどの倍率で星を見ているそうです。6月下旬は「うしかい座」を見ることができるそうです。Youtubeチャンネルにも取り組んでおり星座を見るライブ放送が行われていました。そんな精度の良い望遠鏡を残念ながら撮影していませんでした。すみません。

コスモルームから去った後、どくしょルームに入り本を読みました。魚戸ホタルの仲間であるトモチカさんの苗字を決めたいなと思ってはおりましたが、まだそのタイミングではないようです。

一旦受付に戻った後、「5Fてんもんルームで日時計を作ることが出来ます。どなたでも参加できます。」と放送が入り迷いました。ホタルさんに聞いたところ「参加した方がいい」と感じたので日時計作りに参加しました。ハサミでチョキチョキ楽しかったです。切り絵というのもいいなと思いました。スタッフも子供が不機嫌になるとおもちゃを取り出したり、私に日時計の使い方を懐中電灯を使って教えてくれたり、気配りが行き届いていました。ありがとうございます。

日時計は太陽光が当たって影が出来た場所を現在の時間とみる道具です。

下画像を見ていただけますか? 3のところに影が出来ているので3時だということが分かります。数字が見づらいですが一番左下が5、三角形が立っている位置が12、一番右下が7と午前午後に対応した数字になっています。

日時計をガチャガチャを回して当たった地球儀のエコバッグに入れました。次のバスまでまだ時間があったので星の子館を出て姫路科学館へ向かいました。

日時計実験

姫路科学館

14時30分、姫路科学館に到着しました。公式サイトはこちらです。

特別展「なつのむし・ムシ大集合9」が気になったので常設展示と一緒にチケットを購入しました。結論を言いますと、すごく楽しかったですし自分はまだまだ彼らの理解者になれていないなと感じました。それくらい小学生の研究が凄まじかったためです。大人顔負けと言ったら失礼なくらい細やかな記録がされており、集計の書き方も分かりやすかったです。

特別展「なつのむし・ムシ大集合9」

2022年のテーマは「鳴く虫」ということで部屋に入ると虫の鳴き声がしてきました。パソコンから流れていました。

世界最大のキリギリス 得体の知れなさに早速ウキウキしました。コオロギやキリギリスの展示もあり、キリギリスが元気いっぱいに貼り付いてきました。キリギリスがいるということでアリの展示もございました。関係ないですかね。

蝶の標本、小学生が描いたムシさんの絵を見て回った後、小学生の研究コーナーがございました。あまりに凄まじい研究内容に驚きました。覚えている内容を書き出します。間違いがあったらすみません。

  • オオクワガタを幼虫→成虫まで育てた研究
  • セミの抜け殻が落ちる日付を記録した研究
  • フン虫の研究に奈良まで行った話。写真のフン虫の甲殻が輝いていました。
  • 日本産セミの分類が書かれた研究
  • ムシさんが起き上がるまでの速さを計測した研究

他にも7年間のセミ研究の集大成があったり、自分自身の燃え盛る欲望だけでなく家族・専門家の協力もあって成り立っていると思わせる研究内容でした。本当に楽しいからこそ文献・研究資料の整理と言語化ができるのでしょう。何か生物を育てたら自分が抱えている生物の理解者になれるのだろうかと感じました。

俄然生物を飼いたくなりましたが虫を飼うのは一緒に暮らしている母の理解が得られそうにないです。植物は植木鉢を購入して花を育てたことがありましたが数週間で水やりが止まり、枯れて名もない草に成り果てました。「テラリウムが良いのでは」と思いました。情報を仕入れてみて出来そうならば育成を検討します。

撮影した画像からスライダーを作成しました。見ていただけるとありがたいです。

常設展示

特別展から出て常設展示を見ることに決めました。

2Fでは正面でティラノサウルスがお出迎えしており一緒に写真を撮りました。中に入るとウミユリや恐竜の牙など恐竜が生息していた時代の化石がございました。化石コーナーを過ぎると姫路市立動物園の初代姫子(ゾウさん)の標本がございました。二代目を見た経験がありかわいい表情を見せていましたが2020年10月24日にお亡くなりになられたそうです。現在は新たにゾウの飼育をする意思がない1ため空席になっています。

3Fでは身の回りの科学を体験することが出来ました。例えば次のようなものがございました。

  • 風の角度を調整して竜巻を作った
  • 鏡に映された迷路を見て指の動きがあべこべになることを確かめた
  • マグデブルグの半球実験で気圧が下がるとフタを開けれらないほど重くなった
  • バーチャルビリヤード、足で球を蹴って穴に入れた。
  • クリップを近づけてスーパーネオジム磁石「マグネスト」の引き寄せ力を確認した

他にも様々な装置がございますので訪れた際は試してもらえればと思います。中にはいわゆるガラケーやワープロなど入力装置の歴史を見ることが出来るコーナーもございました。高校まではガラケーを使っていたので懐かしさを感じていました。周期表ボックスでは中を覗くとチタン(22)ではメガネがあったりジルコニウム(40)では包丁があったりと元素が身近で使われている例を見ることが出来ました。体験型学習 童心のまま楽しみました。

4Fには宇宙に関する展示物がございますが、バスの時間が10分前と迫っていたことと足にしびれを覚えたこともあり見ずに姫路科学館を出ました。まだ宇宙について知るタイミングではないのでしょう。

16時9分 バスに無事乗ることができ、姫路駅に戻れました。東急ハンズで「イペニモ 5mm方眼罫ノート(A5・ネイビー)」を購入しました。スケッチブックに記録すれば観察日記のようになり、より楽しくなると小学生の研究を見て考えました。その後電車に乗り18時住処に到着しました。

撮影した画像からスライダーを作成しました。見ていただけるとありがたいです。

最後に

野鳥観察を目的にフィールドワークする予定でした。

京都市にございます「桂坂野鳥遊園」と迷ったのですが雨天になる可能性があったので場所が近い姫路市自然観察の森へ行くことに決めました。

結果的に頂上の空気を味わうことが出来て達成感と幸福感が入り混じりました。蒸し暑くもなく、かといって日差しがあったのでちょうど良い気候でした。

まいはさんはおそらくこんな色だろうと感じましたのでFigmaのImage Paletteプラグインで写真の色を抽出してイラストに反映させたいと思いました。

あとはホタルさんは魚か虫かと言われると虫、トモチカさんは宇宙由来の生物ではないかと感じました。これからどんなメッセージが来るのでしょう。ワクワク

「選択は「われわれの力の範囲内にあるもの(タ・エピ・ヘーミン)」についてのみなされうるのだ」とflierで当日読んだニコスマス倫理学に書かれていました。自分には到底できない難しいことは注文されないと感じています。一見難しそうでも真剣に取り組めば達成できる、そういう課題がホタルたちから、他者から提示されると思います。

山登り楽しかった😊 最後に身を守ってくれた藍染と帽子を紹介して終わります。

以上になります。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。ほたー

藍染と帽子

脚注

  1. 姫路動物園、ゾウの姫子が死んだ後はゾウの飼育をしない
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ほたー

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