はじめに
2日目は主に富山の土地・文化の学習に費やしました。
1日目は打ち付けた雨に一時は挫けそうになるも現在地点を見つめ直すことでHIMITOの心温まる光を目に焼き付けることができました。
2日目は打って変わって晴天 絶好の外出日和
朝の散歩から始まり、昼は観光、夜のラーメンで終わる一日
自分にとって情報たっぷりの2日目をまとめます
富山市内観光
魚戸ホタルをもっと知るために、土地と根付いた文化を学習する
2日目、5時に起床して外を見て初めに「絶好の外出日和だ」と思いました。
5時半に歯磨き、髭剃りが完了した後に富山環水公園へ散歩
朝日を浴び清々しい気分になってから観光の始まり
市内の移動には徒歩と路面電車を使いました
先に観光した施設名・飲食店名と施設のURLを表に示します。
施設名・飲食店名 | URL |
---|---|
富山環水公園 | http://www.kansui-park.jp/ |
富山市立郷土博物館 | https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/muse/ |
富山県水墨美術館 | https://www.pref.toyama.jp/1738/miryokukankou/bunka/bunkazai/3044/index.html |
SHOGUN PIZZA | https://shogunpizza.com/ |
富山市ガラス美術館 | https://toyama-glass-art-museum.jp/ |
パウンドハウス富山 | http://pound-house.jp/cp-bin/wordpress/ |
富山市科学博物館 | https://www.tsm.toyama.toyama.jp/ |
まるたかや 牛島本店 | https://www.marutakaya.co.jp/shop/ushijima/ |
学習した内容を簡潔に書きます。
富山環水公園
休日の散歩コースに適している、次富山市内に来る機会を設ければ必ず訪れる場所になりました。
まず目に入る水面、耳に入る野鳥の鳴き声、体を撫でる風で居心地の良さを感じました。
気持ちよくなって人が近くにいないことを確認した後「ほたー」と声を響かせました
泉と滝の広場から見えた水面は鏡のごとく澄み渡っていました
水上バスも運行しており予約を入れると環水公園内を一周するコースと岩瀬浜(富山湾方面)行きのコースで乗ることが出来ます。
自分は予約していなかったので乗りませんでした。次来る機会を設ければ検討します。
富山城址公園・富山市立郷土博物館
富山城は1543年に神保長職(じんぼう ながもと)が築城し、400年以上にわたって富山の地を見守ってきた由緒正しい城です。姫路城のような芸術を体現した城も良いですが、こじんまりな城も良いと思いました。
もともと富山城は現在の富山城址公園だけでなく、富山県庁・富山地方裁判所等にわたるより広い領域を持っており、郷土博物館には再現モデルを見ることが出来ます。
明治時代の廃藩置県により廃城になり富山城周囲に現在の街並みが作られました。
郷土資料館の天守展望台から富山市内を一望することが出来ます。
画像は城址公園の池から撮影した富山城です。池の水面に反転して映る富山城がいい味を出しています。
神通川が富山城と大きく関わっていると聞き、近くで見てみたいと思いました。
そこで神通川から近い富山県水墨美術館に観光することに決めました。
富山県水墨美術館
富山県水墨美術館では企画展「美をつなぐ―田渕俊夫と日本画の世界:メナード美術館所蔵作品による」が開かれており、墨と線で描かれた美の世界へ誘われました
まず入館前に神通川に近づくと崖になっており、見ることはできても川の水に触れるのは難しいと感じました。
入館して企画展をくぐり、目に入る美の世界に驚かされました
日本・中国・中東に由来する景色が墨で描かれており、特に緑青色と胡粉色の使い方が印象に残りました。周りの色使いで墨で描いた線をより際立させることが出来る。
少し話は変わりますが、魚戸ホタルと仲間たちの関係に通じると考えました。ホタルも墨を吐く器官を持っています。
まいはさんの緑色は深緑というより緑青、トモチカさんは胡粉色、つまり白っぽい体をしていると想像しました。のちに訪れる富山市ガラス美術館でより確信に変わりました。
また仲間たちが世界で生きている描写を持たせれば、より強い輝きを放つのではと考えました。
まどろみみっくの道は魚戸ホタルを起点に伸びています。したがってホタルの設定を固めれば付随して周囲の設定も固まるだろうと考えています。
あと企画展では画家のプロフィールも紹介されていましたが、80歳以上、長くて100歳以上と長寿であり、「芸術は寿命を延ばすんだなあ」と思いました。
展示されている絵の詳細はお気に入りの3枚以外よく覚えていません。内部は撮影禁止。3枚はポストカードという形で購入しました。3枚のヒント
- 鳥の群れが夜明けのように紅く色づき、地上では角の生えた生物が闊歩している
- 海から見える山の中央に太陽が昇り、海面を割るように照らしている。胡粉色が映える
- 緑青に色づく森の中で靄(もや)がかかっている。緑の彩色と靄の対比がよい
美術館だけでなく前方に広がる五福山水苑も美を感じます。野鳥を映した画像をどうぞ
水墨美術館を出た後、SHOGUN PIZZAで「蛍烏賊のマリナーラ」注文、共食い(1回目)を敢行しました。ホタルイカの触感はすごくこりこりしており、スパイスの味もよく美味しかったです。食後、富山市ガラス美術館に移動しました。
富山市ガラス美術館
入館して目線を上げるとガラスと木で組まれた空まで通じそうな天井が広がります。
中に展示されている作品は見る方向によって色が変わり、「ヒトの内面を映している」と受け取りました。展示物を見ているヒトのつぶやきと自分の見え方が異なっていることが何回かございました。
3Fの展示室から企画展示「カースティ・レイ 静けさの地平」を鑑賞しました。
まずはカースティ・レイへの敬意として公式ページにある概要を引用します。
静けさに向かって歩くことは、重ねたものを脱ぎ捨て、日常を離れ、期待を振り払うことを伴う。私は静まり返った場所へ、未知の可能性と新たな視点へと歩く。− カースティ・レイ
https://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-4685/
日々のせわしない暮らしで抜けがちの「場所とつながる」という感覚をカースティ・レイは見出して芸術に昇華していると作品から伝わってきました。
農耕器具は生きるための食料を作るために必要、レイさんはガラスをくっつけて表現していました。自らの中で前例がない、しかしレイさんの自然への畏敬を感じました。
レイさんは自らの足が動かないという状況すらガラスを通して森の木々を映す表現を作っていました。
そんなレイさんの作品は撮影・投稿OKということでスライドショーに示します。
4F、6Fには常設展示場がございます。4Fはガラス美術館所蔵作品、世界各地のガラス造形を見ることが出来ます。6Fはグラス・アート・ガーデン、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏による展示空間を利用したガラス芸術を見ることが出来ます。
図書館も併設しており、4F・5Fで児童書や雑誌を閲覧することが出来ます。便利
6Fで「噴水みたい」と言っていた子供がいましたが、自分は仏様がガラスの蓮の上で踊っているように見えました。楽しそう
ガラス見ているとだんだん眠気がきて、4Fのガラスを見てはちみつを連想するようになりました。「はちみつ スイーツ」と検索すると「パウンドハウス富山」がヒット
早速直行、「とやまのはちみつプリン」と「アッサムバリの紅茶」を注文
はちみつプリンは原材料のはちみつ・牛乳・卵が富山県産でカラメルからはちみつの香り、口の中で甘みが広がり、もうたまらん
紅茶の芳香も自分を癒し、安らぎの時が過ぎていきました。
安らぎの時を過ごした後に近くの富山市科学博物館へ入館しました。
富山市科学博物館
一番富山という土地を肌身で感じることができた施設、今まで紹介した施設の中で一番長く滞在していました。
その気になれば開いている間ずっと滞在できる施設です。数々の展示物、調査員が書いたリサーチノートが空きさせることなく富山という土地・生活を想像させてくれます。
ここから先はスライドショーの内容から説明します。
ティラノサウルスは1F「とやま・時間のたび」コーナーにいました。
富山県の地層は絶滅した恐竜や植物の化石を掘って判明しており、ジュラ紀・白亜紀と時代の異なった複雑な地層と言えます。館内では「地質の標本箱」と紹介されていました。 富山県の地層の参考資料
他にも立山連峰の地形が紹介され、岩石を触ることが出来ました。
ティラノサウルスは「ティラちゃん」と呼ばれていますが、病気のため動いていませんでした。
ゲンジホタルは企画展「外来生物 いきものをつれてきてみたら…」に日本原産の種の一つとして紹介されていました。
富山を含む日本原産の種に対して外国から持ち込まれた外来種が入るとどのような生態系への影響を及ぼすかが紹介されていました。
逆にワカメや葛などが外国で侵略的外来種になっていることも紹介され、バランスが取れています。企画展といい子供だけでなく大人も気づきを得られるので良い施設だと思いました。
「昔の暮らしを再現」については2F「とやま・空間のたび」コーナーにありました
本来棚だけでなく畳や囲炉裏もございますが全体像を映した写真がありませんでした😫。
近くには昔の食事を再現したサンプルの説明や、炭を実際に持ち上げる体験を行うことができます。
「ダイヤモンドダスト発生装置」については同じく2F「とやま・空間のたび」コーナーで再現できます。
富山では冬に寒さが厳しくなるとダイヤモンドダストを見ることができるそうです。
発生装置のスタートボタンを押すと空気中の水蒸気が結晶化しキラキラと輝く原理が順番を追って説明されます。
原理を説明した後、スタートボタンの右のスペースでダイヤモンドダストを作ることが出来ます。
3Fにはプラネタリウムがあり、春の星座が説明された後に「クレヨンしんちゃん
宇宙からの来訪者 カスカベ大パニック」が上映されました。
太陽系についてしんちゃんと学ぶことが出来ました。
地球はハビタブルゾーン(生命居住可能領域)にいるため液体の水が生まれ、生き物が生存できる環境になっているそうです。
しんちゃんの声優が「小林由美子」さんであり、最近収録されたのでしょう。声は引き継いだのが気にならない、すごく良い仕事をしていると思います。
総じて体験型学習に重きを置いており、子供だけでなく大人も楽しく歴史・文化・科学を学べると思いました。
ダイヤモンドダスト発生装置だけでなく手を当てると音が鳴る装置やボールを空気の力で浮かせる装置など他にも体験できる装置が置かれています。
調査員の方々は量が十分で確かな情報を見せていると感じました。志が変わらなければ今後も市民に必要とされる科学博物館だと思います。
明石市は東経135度、子午線の町
明石市立天文科学館がそびえ立ちます。コロナ禍でご無沙汰していましたが久しぶりに訪れたくなりました。科学への意欲が再び目を覚ましました、ありがとう。
科学博物館を出てから いるかホステルで1時間休んだ後に「まるたかや 牛島本店」に行きました。ラーメン + まるたかやセット(豚串・赤割)注文(画像貼りました)
赤割とは焼酎と葡萄酒を割ったお酒です。自分は7:3で割りました。
これ以上飲んだら平衡感覚が保てないくらいまで飲みました。辛味の中に葡萄の甘み。
ラーメン、豚串も舌に広がる漲ったスープと素材の味わいが良く、ネギもシャキシャキと噛みごたえ抜群で食が進みました。
食後に駅まで歩いてお土産を買い、寝床に転がって1日が終わります。
最後に
観光地の方々、本当にありがとうございました。
芸術・文化・土地に関して気づいたことだらけでお腹いっぱいです。
魚戸ホタルを起点に伸びた道がより太く伸びました。
3日目(5月1日)は昼間は1日目と似た打ち付ける雨、夜は雨上がりの晴れ、充実した1日になりました。
以上です。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
3日目に続きます。