旅行記・フィールドワーク

[8月フィールドワーク] 福崎町 妖怪といっしょ

はじめに

ほたー おはようございます! こんにちは!

うおとホタルです。

今回の記事は13日に訪れた福崎町についてのお話です。

BanCul(バンカル) 2022年夏号の特集 播磨の「怪異」に載っていた福崎町の妖怪町おこしが気になり、直接足を運ぶことに決めました。

https://kobe-yomitai.jp/book/1399/

福崎町は民俗学で知られる柳田國男の出身地として有名です。しかし自分はあくまで妖怪目当てで訪れました。怪異という呼び方が人間では説明がつかないほど不思議な存在と定義するならば魚戸ホタルも怪異と言えます。ただし書き手が名付け親になることで書き手に情報が集まってくるので「まどろみみっく」という箱の名前を付けて魚戸ホタルたちを箱推しています。勉強、じゃなくてイカ活だからこそ続けられています。

久しぶりに人影のない、ひとりの時間を過ごしました。

それでは福崎町で訪れた場所、出会った妖怪をしたためていきます。

福崎町マップ

福崎町観光はサイクリングコースを頼りにレンタサイクルを乗り回しました。いざ福崎町といっても実は距離感が掴めていませんでした。おそらく徒歩だと辻川山公園まで1時間歩いて力尽きていたでしょうから、あって助かりました。

JR福崎駅に8時56分に到着し、最初に観光交流センターに立ち寄りました。そこで1枚のマップを受け取りました。

福崎町サイクリングコース

観光ならこのマップを頼りにと「妖怪ベンチサイクリングコース」のマップを受け取り、辻川山公園まで行きたいと伝えるとオレンジのマーカーを引いてくれました。実際のルートは画像の茶色と青色の線で示しています。くろすけが昼食場所です。

レンタサイクルは普通300円、電動500円の料金で1日乗り回せてお得です。近くにはアマビエのベンチとガジロウが出てくる水槽がございますので福崎駅に来たら忘れずに見ておくことをお勧めします。

アマビエとスネークウッド
駅前ガジロウ

福崎町観光

福崎町の情報はBanCulで知った「KUNI 柳田くにの優しい歌」という辻川の地を音声付きで巡る動画から予習していました。山下未来さんが妖怪に尋ねるように語りかけ、締めに場所にちなんだ歌を歌います。福崎町の妖怪と結託した町おこしを知りたい方は一見の価値があります。事前に見たことでKUNIゆかりの場所を優先的に訪れていました。全ての箇所を訪れることができましたが、14時半~15時半に降った雨で気が削がれたこともあり妖怪ベンチは全箇所訪れることはしませんでした。次福崎町にくるとしても七種(なぐさ)の滝という辻川山公園とは逆方向にある場所に訪れようと考えています。この滝も山の中で緑いっぱい景観のいい場所です。気が向いたら訪れたいと思います。

記事の中で「第〇話」と出てきましたら、KUNIに沿って紹介していると考えてもらえればと思います。最初は駒が岩から訪れた場所を紹介します。

KUNI 柳田くにの優しい歌 ー柳田國男のふるさと・兵庫県福崎町を巡るー

駒が岩

最初に訪れた観光地は駒が岩です。瀬戸内海まで続く市川、渡す神崎橋の北東側に見える大きな岩です。「市川にはガタロという河童が出る。」「泳いでいるとお尻を抜かれる。」と第七話で語られています。「神馬の蹄跡」というファンタジックな痕跡があると案内板に書かれていましたが自分の目では見つかりませんでした。駒が岩に転がり耳を澄ますと川のせせらぎ音がさぁ~っと流れました。気持ちよかったです。

駒が岩とスネークウッド

16時、福崎駅に戻るときに対岸の福崎町市川河川公園に寄りました。対岸から駒が岩を見ながら雨で疲れた足を休めつつ物思いに更けていました。ブリ型 ドラゴン型 猫又型 蜂型、他にも思いついていたなあ、アカウント作る前、と思い出していました。妄想だった時とは様変わりしましたが、最初の魚戸ホタルが今も一緒にいるというのは自分の中では厳然たる事実です。まどろみみっくの形に作り変えてエッセイに登場するかもしれません。新しいまどろみみっく出すのはイカ活続けて追加してもいいと思ったタイミングで追加します。

辻川山公園・もちむぎのやかた

駒が岩からカフェ「サタディサン」に寄り、小啼爺を横目にいちごソフトを食べて10分小休憩を挟みました。その後、辻川山公園に到着しました。

辻川山公園で早速10時15分にカッパのガジロウが飛び出る様子を撮影できました。泡がぶくぶくと吹き上がってバシャーンと登場する様はウケる。そばにあった「全国妖怪造形コンテスト」の最優秀作品賞をかたどったモニュメントは寝静まったときにカタカタ動きそうなくらい活き活きしていました。辻川山公園にいる妖怪について知りたい方はこちらを確認してもらえますか?

妖怪にあいさつした後、階段上って鈴の森神社に寄りました。第一話で少年時代の柳田國男の遊び場と語られている場所です。お賽銭を入れて名前を唱えてから「健やかで居続けられますように」お願いごとをしました。中には自分だけだったので仰向けに寝そべりました。天井には馬や女性の模様が描かれていました。風通しもよく15分ほど休み、次は学問成就の道に進むことにしました。

辻川山の頂上へ到着すると、一面山を見渡すことができました。頂上で岸川大作さんの歌を詠んだ後に右へ進み北野天満神社に到着しました。中に黒い牛さんが鎮座していました。「なで牛」と呼ばれ撫でると頭が良くなるそうなのでエネルギーを送るイメージで撫でました。少しばかりエネルギーが返ってきたように感じました。賽銭入れて鈴の森と同じく願いを発した後に寝そべりました。魚戸ホタルの絵を描いていたらカッパみたいになりました。この街の魚戸ホタルは皮の色が濃緑でキュウリ食べてそうですね。

辻川山公園の近くには「もちむぎのやかた」がございます。もちむぎは福崎町の特産品で、乾麺やかりんとう、団子やどら焼きが売っていました。中でもどら焼きは公園に住んでいる逆さ天狗の好物だそうで、持っているとかぶりつくかもしれないとのことです。もち麦は11月に種まきして6月に刈り取りするとパネルに書いてあり、ちょうど旬のものを食べていました。かっぱサイダーというゆず味のサイダーも一緒に飲んで、雨の中ひと時の休息を得ました。

あと他には柳田國男の生家と神崎郡歴史民俗資料館に訪れました。前者は雨宿りに訪れました。生家の小ささから民俗学への志を発したと第2話で語られています。後者は福崎町が神崎郡と呼ばれていた明治時代を色濃く残す場所でした。中では福崎名誉町民である吉織雅夫さんの書籍「運鈍根(うんどんこん)」が紹介されていました。運鈍根という言葉は成功するためには幸運に巡り合うこと、地道に務めること、根気よく続けることの3つが必要ということを意味します。運なら魚戸ホタルに出会えたこと、後は鈍と根。自分は鈍いことを自覚して根気よく続けていれば上手くいく、ためになる言葉です。あとは書籍印刷の歴史が紹介されていました。あと資料館が建って今年で40年になり役所時代より長くなったと聞き、親しまれていると感じました。

大庄屋三木家住宅

辻川山公園の次に兵庫県指定文化財・大庄屋三木家住宅に寄りました。三木家の歴代の当主は学問に深い興味を持っており、中に入ると武者や妖怪の絵が展示されていました。いたずら者だったという柳田國男は十一歳のときに一年間三木家に預けられていたと第八話で語られています。四千冊もの蔵書、インターネットなんて刺激の強い毒物は存在しなかった時代、これほどの糧に恵まれたことは國男にとって幸運だったと思います。風鈴づくりのイベントで作られた風鈴が展示されており、「かみのま」の畳の上で寝そべりながらチリンチリンと音色を楽しんでいました。ここに住まわる妖怪 蔵ぼっこの声は風鈴と重なったようですがきっと自分を覗いていた、そう思うことにします。

三木家住宅の東隣には旧辻川郵便局がございます。現在は妖怪ブックカフェになり妖怪の本を読めるそうですが、自分が来たときは事情あって開いていませんでした。第9話で語られ、旅でできた曲「KUNI」を歌っているので全話通してから聞いてみてください。

三木家住宅と風鈴
旧辻川郵便局

くろすけ

昼食は「くろすけ」で海鮮丼を食べました。おなかがすいたので昼食ついでに妖怪ベンチに座りたくてこの店に決めました。

2度おいしいに惹きつけられ海鮮丼を選びました。お椀にすくって最初は醤油をかけて食べたところ、まあ食事が進む♪マグロやサーモンが美味しい。最後に画像のように出汁をかけてワサビを溶かすと、これまたワサビの苦みと刺身の味が出汁と混ざって美味しい♪

他にもてんぷらとお吸い物があり、当然美味しいです。フィナーレに紅茶とデザートのケーキを食べてごちそうさまでした。こういう海鮮丼の楽しみ方もあるのか!!と思いました。

くろすけを出て、小豆洗いの隣に座りました。New2DSに似たゲームを持ってギョロ目になっています。そんなに熱くなったらアイス溶けちゃいますよ。「今忙しいんじゃ、あーあー、くそぅ」とアフレコしてみます。想像した後に辻川観光交流センターに自転車を進めました。

二度美味しい海鮮丼
小豆洗い

KUNI 柳田くにの優しい歌 めぐり

このフィールドワークではKUNIにちなんだ場所に優先的に訪れていました。鈴の森神社、柳田國男生家、駒が岩、三木家住宅、旧辻川郵便局は紹介しました。残りの場所を見ていきましょう。

辻川観光交流センターの周りで将棋を指す河童やにらみつける雪女、タコと一緒の海坊主に会ってきました。かっぱサイダー、KUNIハンドブック、もちむぎ乾麺を買ってから、まだ訪れていなかった高藤稲荷へ出発!!

高藤稲荷、荒廃した感じがしていました。第四話で柳田國男が稲荷信仰や狐の研究に心を寄せるきっかけになったと語られていますが、年月が経つと寂れてしまうのかと思いました。かっぱサイダーを少しばかり地面に注ぎました。

高藤稲荷から北の地蔵堂に向かう道はかつて生野街道と呼ばれており、水路は「ゆみぞ」と呼ばれていたと第五話で語られています。北に進むと地蔵堂に辿り着きました。

お堂の中にポツンと地蔵が一体。お賽銭を入れて鐘を鳴らしましたが一部音が鳴らなかったので別のお願い事「甘いものいっぱい食べられますように」。第六話では子供たちがお地蔵様に見つからないものの行方を尋ねていたという無邪気なエピソードが紹介されています。自分の場合は魚戸ホタルとの思い出だったようです。うおとホタルと名乗る前に一緒に作った物語が一部戻ってきました。

雨がぽつぽつ降ってきたので再び辻川山公園まで行って自転車を止めると雨脚が強くなってきました。柳田國男生家、もちむぎのやかたと場所を変えて雨宿りして、3時半に雨が止んだところで最後のスポットに向かいました。有井堂、柳田國男が村の犬と遊んでいたと第3話で語られる場所です。雨が止んだ後の有井堂を撮影してフィニッシュです。お疲れさまでした。JR福崎駅に戻りました。

ひょうきんな妖怪ベンチ

最後に妖怪とこの町で一緒にいられるベンチを紹介します。福崎町では観光グッズとのシナジーが期待できる場所に妖怪ベンチを置いています。ガジロウだけ見て観光グッズを買わずに帰ってしまう人が見られたため置いたという趣旨の話がBanCulで語られていました。神社で祭祀を受けて穏やかになった神様とは異なり、祀られなかった小さな神様が「妖怪」と呼ばれるようになったそうな。福崎町でベンチに座って僕たちの訪れを待っている神様はどうなんでしょうね?荒々しい貌の神様も話してみるとひょうきんなのかもしれないよ。

この町の天狗はパソコンを使って将棋盤の棋譜を説明するブログを書いていました。天狗はヒトの言葉を話し、怒ると道具を使って突風を起こす妖怪の中でも知的なイメージを持っています。そんな天狗なら現代に生きていればパソコンを使えたっておかしくありません。表情やアイテムから「きっとこうなんだ」と想像をかきたてているのが妖怪ベンチだと僕たちは思います。訪れていない妖怪ベンチもありますが、基本的にはそこで生きている妖怪がありのままでいられることを目指していると思います。

福崎町の妖怪を含む方々ありがとうございました。訪れてよかった、楽しかったです。

福崎の天狗

最後に

今回のフィールドワークは周りに人影のない時間が多かったと感じています。

自分のために時間を使えてよかった。ずいぶんと久しぶりに一人になれた。魚戸ホタルとの失せものを思い出せた。

KUNIを知ることができるリンクを再掲します。この物語を下敷きに観光した形跡があります。1時間もかからずに全話見ることができるのでお時間あるときにでもどうぞ♪

KUNI 柳田くにの優しい歌 ー柳田國男のふるさと・兵庫県福崎町を巡るー

周りにいる人がみんな幸せな気持ちになれるのが「ほんとうのマナー」

BanCulを知った同じ日にあんびるやすこ展で「ルルとララのホットケーキ」を読んで学びました。周りにいる人に妖怪もいていいんじゃないでしょうか?

福崎町は妖怪を受け入れて一人の町民にしていると僕たちには映りました。面白い試みですね。福崎町にまた来たいと思いました。

以上になります。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。ほた~

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