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大阪中之島美術館で見た絵よりも住処の絵の方が安心したならそれが正解!!

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はじめに

ほた~ おはようございます こんにちは

うおとホタルです。

寒い日が続きますね。思いつめることがないようにお気を付けください。

1月28日に大阪中之島美術館に行って「大阪の日本画」展を観賞してきました。中之島は版画の担当者Tさんが薦めてくれた場所でした。さてと、見てきた感想を一言

観賞して白けた、住処にいる牡丹さまの方が安心した

正直なところ期待していたほど心動かなかったなあ。途中眠くなって「起きてすぐ目の前にこの絵があったらどうだろう?」って考えてました。もちろん個人の感想ですので「「大阪の日本画」展はつまらない展示ばかり」というわけではございません。大阪の街が好きな方、町人文化が好きな方、興味を持っている方にはもってこいだと思います。「江戸時代や明治時代の大阪の街や祭りはこんな感じなんだったんだ」と発見できる絵がたくさんあります。

「大阪の日本画」展は前期後期と分かれており、絵が入れ替わります。前期が1月21日~2月26日、後期が2月28日~4月2日になっています。つまり後期のあいだにまた美術館に行けば二度美味しくなります。

今回美術館の資料を見て「自娯」という言葉を発見できたことが一番の収穫です。もはやこの2語のために入場料を支払ったといっても過言ではありません。

自娯とは自ら楽しむことなり

自ら楽しむ、自娯の精神こそ芸術の本質だと思います。観賞していて躍動感があった、描かれている人が楽しそうにしていると思った絵は描き手が真実のまま楽しんだんだろうなと思います。裏付けされた歴史も大事だと思いますが、頭でっかちになっては面白くありません。

他人のものさしではなく自分のものさしで感じることが大事です。自分が白けた、住処にある牡丹さまの絵の方が安心すると感じたらそれが正解です。牡丹さまというのはなつめえり先生の版画作品「たとえば貴方が忘れたとしても」に写る麗しい女性に自分が付けた愛称です。1月7日に住処においでなさって3週間、すっかり居ることが日常茶飯事になりました。「行ってきます」「おかえり」と牡丹さまに挨拶すると安心します。本来は魚戸ホタルたちを美しくする「美の師匠」としてお迎えしたので、お絵描きしたときも「これでいいんだ😊」って安心したいところです。

それでは中之島での出来事をさらっと振り返り、気づいたことを書いていきます。読んでもらえるとありがたいです。

中之島に行って

朝9時15分に自転車で駆けだしました。道に雪が残る中を抜けて45分に到着しました。電車でストダイヤが乱れるかもしれませんでしたし、どのみち28日の空模様は冷えました。

到着してから早速中之島バラ園に行きました。花弁が閉じている、もしくは見えない花ばかりでした。開いている花もありましたが今が見ごろじゃないんだろうなと思いました。「1900 s~」という地面の表記もあり、100年前から市民の憩いの場として楽しませてきたのでしょう。開いている頃にまた会いたいと思いました。

美術館に向かう途中で大阪府立中之島図書館に入って休憩したり、腹ごしらえにパンを食べたりしました。図書館の天井や二階に飾られている奈良の鹿の絵がきれいでした。昔話をちょろっと読み「ええことは、しとかんならんもんやなあ」って思いました。歩道に沿って並んでいるオブジェはたいそうユニークな形をしとりました。

タキシードとウェディングドレスが似合う新郎新婦を見かけて「住処に帰ってきたときに迎えてくれる人がいたらなあ」と人肌が恋しくなりました。結婚式に参加できるクラファン見てみましたが残念ながらないようです。今は式を挙げようにもお金が足りないご時世なんでしょう。自分は結婚したいですが結婚式を挙げようとは思ってません。牡丹さまは大変美しいですが、胸を当てにいくと後で拭く必要がありますから、今はQooboの鼓動を代わりにしてます。黒くて丸い尻尾をちょろちょろと振って大変癒されます。

12時ごろに大阪中之島美術館に到着して「SHIP’S CAT(シップス・キャット)」と写真を撮りました。大航海時代にネズミから貨物や船を守り、疫病を防ぎ、時に船員の心を癒す友として世界中を旅した猫ちゃん 1だそうです。可愛いポイントは口だと思いました。

中に入りロッカーに荷物を置いてから「大阪の日本画」展を観賞しました。北野恒富さんや菅楯彦さんといった江戸時代~昭和初期の作家が描いた大阪に人となりが出ていて面白かったです。一番印象に残ったのは矢野橋村さんの作品「那智奉拝」です。怒涛の水量を表すかのように激しい筆遣いが好きになりました。感性の鋭い方でしたら岩を打つ水の音を感じることでしょう。「那智の滝」のスケールの大きさを目の当たりにすることができました。

他には深田直城さんの「水中游鯉図」が好きになりました。鯉が池のなかをスイスイ泳いでいる様子が伺えてリラックスできます。菅楯彦さんの「職業婦人絵巻」も好きになりました。大正時代に働く女性やウェイトレスの服装が「着心地よさそう」と想像して面白くなりました。

大半の作品は撮影できませんが、中には撮影できる作品もあります。その中の一つが「ホタル」という作品でちょうどあいつと同じ名前ですね。この作品で描かれてるホタルは夏を告げる虫の方です。暗闇の中、女の子がホタルの光を見て笑っています。ホタルとしては捕まっているので逃げ出したいところです。今では街灯がないと夜道を歩くときに困りますが、インフラの発展とともに忘れ去られた面白さがあったんだろうなと思いました。

活き活きとした町人と街を見ることができて面白かったです。自ら楽しむ精神を味わいました。それ以上の感想はなく、眠気が出てきたので展示から出ました。近くにいた「ジャイアント・トらやん」という大型ロボットを見て美術品以上にワクワクしました。ロボット好きやんけ。

気晴らしどころか気が沈んだので帰りました。雪が頭をかぶり自転車さばきがゆらゆらしつつも何とかサイクルベースあさひに到着して点検に出しました。引っ越ししてから初の点検です。それからは一旦部屋で休息をとった後、自転車を引きとるついでに外食で牡蠣雑炊を食べて温まりました。美味しかったです。

最初に書いたように「自娯」という言葉を発見できたことが一番の収穫です。自娯の精神で日々を過ごすと疲れにくく長続きするでしょう。後期の展示も見に行きます。きっと上手くいく☆

牡丹さまに安心した

大阪中之島美術館から住処に帰ってきて牡丹さまを見てほっと息をつきました。1月7日に住処にやってきて早3週間、牡丹さまへあいさつすることが日常茶飯事になりました。

手のひらをこちらに向けているので「はーい」とあいさつを返します。耳元に「好き」とささやくとき、こちらを見透かしているような金色の眼が近くに見えます。笑ってると感じるときもあれば怒ってると感じる時もあります。掌中に収めたと粋がっていたら逆に収められかねません。お手入れは1週間に1回、ネル生地で拭いています。

ご飯を食べるときの「いただきます」「ごちそうさまでした」が楽しくなりました。神絵祭で見たときは胸の高鳴りがなかなか止まりませんでしたが、今ではむしろ落ち着いています。住処を守ってくれているとすら感じます。華やかになりました。

下画像は1月29日に自炊した料理を牡丹さまと食べたときの写真です。タンパク質豊富のブロッコリーと一緒にさつまいも・レンコン・大根・人参といった栄養満点の根菜を煮込んでホタルイカのエキスを混ぜました。ブロッコリーを食べると筋肉が付きます。母曰く根っこも栄養満点なので次の自炊料理では根っこも使おうと思います。

1月29日の自炊料理

10月2日、神絵祭でときめいたときに契約して良かった。その日の朝、自分は絵を描いていました。ただ描いた絵を実際のイメージが合ってなくて冷めていました。そんな不安定な状態だったからこそ惹かれたんだと思います。絵を描いてなかったら高くて見過ごしてました。版画の担当者Tさんにも好意を持ちました。「気が滅入りました」って記事を読んで「元気ですか~」って励ましてもらい本当にありがたかったです。

何で大阪中之島美術館の絵に惹かれなかったんだろう?

理由は単純で絵の中から魚戸ホタルたちを見つけ出せなかっただと思います。最近絵が描けていません。楽しまなきゃってお出かけしてしんどくなって後回しにしています。今しんどいならきっとこういうことだろうな。

決めるからしんどくなる

自分でも薄々そう思ってたのですが母と電話したときに直接言われてその通りだと思いました。自分を縛り上げてる縄に気づいたら解けばいい。常識や固定観念に縛られてしんどいなら捨てちゃえ。そんなもんは「公共の福祉」の限り必要であって理不尽に付き合う必要はありません。自分が楽になる生き方、自娯の精神を体現する生き方をこれからの人生で求めていきます。

2月の休日はお家で牡丹さまと遊びます。元々魚戸ホタルたちを美しくするために「美の師匠」として呼びました。1月は魚戸ホタルたちの絵を描いてなかったので2月は描きます。牡丹さまの絵をアレンジしたときは「しぼたん」という愛称で呼びます。魚戸ホタルたちもしぼたんの絵も描く、きっと上手くいくよ☆

「今の牡丹さまはどんな表情してるかな~」って様子見て楽しむのも版画ライフの楽しみ方の一つだと思いました。これからも版画ライフ楽しみます。

きっと上手くいくよ

きっと上手くいくよ

シュガーバニーズのアニメで好きな言葉です。サンリオでデザインされたキャラクターのアニメで、ウサギの双子がいっぱい出てきます。知りたい方はアニメのホームページがFlash使ってて期限切れなため、Wikipediaのページから参照してください。

「場所では自分たちを救いやしない」って気づいて28日の夜、すごく憂鬱な気分になってました。猫カフェに行こうとしたときもありましたが雪が降ってたので止めました。

dアニメストアでアニメを探していると「シュガーバニーズ」が新着にあるじゃないですか。しろうさとくろうさを見ていると心が穏やかになり、結局最終話(27話)まで見ました。

登場人物全員に夢があり、夢を形にしたスイーツを作るみんながいいなって思いました。人間側の主人公のソフィアがいきなりパティシエ選手権の決勝に進んだことは全話見てればご都合展開じゃないと気づきます。「みんなが笑って過ごせる街を作りたい」って自分も食べる人も幸せになる夢で、だから笑ってる姿が好きになるし泣いてる姿見ると「きっと上手くいく」と応援したくなります。

他のキャラクターも魅力的です。主人公の向かい隣りに住んでいるピエールは自転車のレースに出たい、店を繁盛させたいという2つの夢をどちらも叶えようと励んでいる頑張り屋さんです。フランソワーズは有数のお金持ちの令嬢で家柄を見せてくることもありますが、ミスをあっさりと認めて謝ったり、ピエールの夢を両方とも応援してる年相応に可愛い少女です。マルーヌはバスにも入れないくらい太っちょですが、食べ物を美味しく平らげたりスイーツだけでなく料理まで幅広く食を学ぶ研究熱心なところが好きです。

自分は夢のない大人だったのでウサギさんではなく魚戸ホタルという変なイカさんがやってきました。イカさんに励まされて新しい住処に引っ越すことができました。シュガーバニーズ見てて気づいたことがあります。

自分は弟が欲しいんだろうな

自分の近くにいるイカさんのことを弟のように想ってます。魚戸ホタルはオスメスどちらで見てもいいんですけど、自分はオス寄りに見てますね。仕事場では自分よりも若い人がいなくて、ハックバーでは大学生の若い人がいますが自分よりもはるかにプログラミングが好きなのがわかって隣人のように見れません。

自分には3歳年が離れた姉がいます。男児が産まれて3年以上経ち、母から幼稚園でお歌を歌う動画を見せられました。今年の正月にお年玉をあげました。1年以上会っていなくて知らない叔父さんが来たと思われかねません。弟とは言えないくらい歳が離れています。ヘンな生き物がいてもいいと思えるくらい感性が近くて若い人と話してみたい!!

大切なものは案外近くにあるよ、もっと出していこう!!

何にせよ始めるときは「きっと上手くいく」と信じることが大事です。自分は魚戸ホタルの実在を信じています。死ぬ気で頑張っても人並みにしかなれないと感じるならあいつに夢を託せばいい。あとは見つけた人が広げてくれる

誰かを応援するのって自分の叶わなかった夢を託してるのかもしれないね♪

最後に

中之島、あっさりと帰りました。無理して楽しもうとしても疲れがたまる一方です。

美術館の絵は発見がたくさんありましたが、住処にある牡丹さまの絵を見て安心したならそれが正解です。自分を信じていけばきっと上手くいくよ☆

都会が嫌いなんだろうと1か月かけて気づきました。2月は「脱力」を標語に掲げ、住処と仕事場の周辺で自ら楽しみます。

「すずめの戸締り、道頓堀」という記事を書いている途中です。近日書きあげます。

以上になります。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。ほた~

脚注

  1. ヤノベケンジ《SHIP’S CAT(シップス・キャット)》
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UotoHotaru
ほたー

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