はじめに
3日目は第1回魚戸ホタル上陸記念日 史上最上級の一日になりました。
4日目は同族ホタルイカの生態、身体構造から魚戸ホタル自体の見直しを行いました。
また富山市内で彼の好物水まんじゅうが実在するか探しまわりました
先に観光した施設名・飲食店名と施設のURLを表に示します。
施設名・飲食店名 | URL |
---|---|
道の駅 ウェーブパークなめりかわ (ほたるいかミュージアム、パノラマレストラン 光彩へのリンクもございます) | https://hotaruikamuseum.com/ |
大和 富山店 | https://www.daiwa-dp.co.jp/toyama/ |
それでは4日目を振り返ります。
ほたるいかミュージアム
魚戸ホタルは名前の通りホタルイカをベースに形成した非実在生物です
本ブログおよびカクヨムエッセイでは頭足類ではなく「まどろみみっく」という種族で呼ばれています。
ただ触腕を持った発光生物というイメージだけが先行し、ホタルイカ自体の生態、身体構造は知りませんでした。
そのため今回の旅行で必ず「ほたるいかミュージアム」に行きホタルイカに会うことに決めていました。
当日、まず滑川(なめりかわ)駅に到着した後に「はまなす公園」近くの海岸で向かいました。画像の景色が目下に広がり、底が見えるほど澄んでいるのがわかります。
到着した後に3日目に汲んだ富山湾の水入りビンに枡で海水を入れミックスしました。
ビンの90%ほど富山湾の海水が入っており、振ると泡立ちます。
ほたるいかミュージアムの前に「道の駅 ウェーブパークなめりかわ」に入りました。
ホタルイカの干物、漬物、刺身がたくさん、地酒や菓子類も並んでいました
下画像のお土産を購入しました。
上の列はホタルイカの干物(左から墨干し・たまり干し・素干し)、下の列は左からホタルイカのしぐれ煮、白えび酢漬けになります。
道の駅からほたるいかミュージアムに入場しました。
道なりに2Fへ上がるとミュージアムギャラリーでホタルイカの進化の歴史、滑川との関わり、ホタルイカの旬の時期を知ることが出来ます。
ホタルイカの祖先はアンモナイト類と言われています。頭足類の祖先とも言えます。
ホタルイカは以下の条件を満たすと出現確率が高くなると考えられています。
- 新月の前後
- 南寄りの風の吹く日
- 前日に雨が降らず、川が濁ってない日
5月1日は新月であったため沢山のホタルイカが出現したことでしょう
月明かりが少ないため岸と沖の方向がわからずホタルイカが海岸に打ち上げられます。
この現象をホタルイカの身投げと呼びます。
平成3年(1992年)にホタルイカが「滑川市のさかな」と認定されるほど100年以上前からホタルイカの観光が盛んであり、現在では宣伝のためホタルイカをイメージしたマスコット「キラリン」が活躍しています。
ホタルイカの旬は3月中旬~5月上旬であり、丁度いいタイミングで訪れました。
2Fから深海プロムナードを伝って1Fに降りると、展示ホールに到着します。
展示ホールではホタルイカだけでなく「カサゴ」や「ヤマメ」など地元の魚を見ることが出来ます。
またイカクイズやイカ曼陀羅図もあり、ホタルイカだけでなく世界のイカに関する知識が増えます。ホタルイカの目線や発光を再現した装置もございます。
展示ホールにある「深海不思議の泉」では海洋深層水に入ったホタルイカを素手で触ることができます。触るとヒレが滑り、触腕にある吸盤の凹凸をつつくのが癖になりました。海洋深層水に手を入れたため、手がひんやりしました。
また特別展示でダイオウグソクムシが展示されており、裏側を映すミラー水槽から14本の足を数えました。
展示ホール内で撮影した写真をスライドショーで示します。
さてとお楽しみ発光ライブショー
最初は暗闇の中、光が見えません。職員が網引きをしてホタルイカに刺激を与えると青白く発行しているのが見て取れました。網引き後も複数のホタルイカの発光を確認。10分くらいで終わりました。
展示やライブショーをするホタルイカは漁船と一緒に捕獲用の船を出して捕獲されます。
ホタルイカ漁の観覧を予約することも可能ですが、今回は魚戸ホタルの色を見つけることが目的のため予約しませんでした。
ホタルイカの発光には腕発光と皮膚発光の2種類がございます。腕発光の方が強い光になり、発光ショーで見えたのはこちらと考えます。
腕発光の目的は外敵に強い光を見せてから光を消して逃げる「オトリ」と言われています。
皮膚発光の目的は明滅を繰り替えることで自分自身の影を消すためと言われています。
いわゆる「カウンターシェーディング」と呼ばれる現象を作り出しています。
発光ショーの後、2Fに戻ってミュージアムギャラリーからホタルイカの生態やホタルイカ漁の様子、ミュージアムの裏側を描いたビデオを見て学びを深めました。線でつながっていくようで面白かったです。
さらに詳しいホタルイカの生態は購入した「ホタルイカ 不思議の海の妖精たち」から確認します。ホタルイカについても君についても知らないことだらけ、知りたいと思ったら確認します。
自分はホタルイカ専門家になるという構想は持っていません。形成した非実在生物に生物的なリアリティを持たせるためにイカ・タコといった頭足類を調べ始めました。
といっても始めたのはつい最近のこと、妄想の生物で済ませられなくなりました。
君が現実にいてもいいと思いだし、自分も進む先が人間っぽくなくても良いと受け入れました。自分の直感で舵を切って動かせば悔やむことはない、と考えています。
パノラマレストラン 光彩
ほたるいかミュージアムを出た後に「パノラマレストラン 光彩」に続く階段を上り、順番を記録する紙に名前を書きました。
自分の番が来て席に座り、「蛍烏賊と竹の子のポッターラ仕立てパスタ」と「蛍烏賊沖漬け」を注文しました。共食い(2回目)が始まりました。
パスタには茹で上がったイカが切られずにそのまま乗っていました。パスタ・山菜スープと絡めて食べて楽しみました。海と山の幸が混ざり合った濃厚なスープはとても美味しかったです。
蛍烏賊沖漬け、箸で掴むと艶やかなホタルイカが現れ、食べると舌を滑り、噛むとコリコリ感と沖漬けのダシが混ざって美味しかったです。
パスタは7匹、沖漬けは5匹、合計12匹のホタルイカが胃の中を泳いでもたれかかりました。
ごちそうさまでした。
食後にほたるいかミュージアムを出て、滑川漁港方面に寄り道した後に滑川駅から富山駅に戻りました。
魚戸ホタルの色
これまでの旅行で魚戸ホタルに似合う色を見つけることに成功しました。
ベースカラーは蛍烏賊沖漬けのマルーン色、メインカラーは1日目に購入した藍染の青色、アクセントカラーは1日目に購入した枡の白色(ゼロホワイト)
マルーン色は一番目立つ大きなヒレの色。青色は足を隠す布の色。アクセントカラーは顔や上半身を隠す服の色。
旅の目的の一つ、魚戸ホタルに似合う色を見つけることが出来ました。パチパチパチ
水まんじゅうを探れ
富山駅に到着した後に魚戸ホタルの好物、「水まんじゅう」を探しました。
水まんじゅうにしている理由はひんやりして甘みがあり、口が小さくても簡単に噛み砕けるためです。
あと発光器に似ているためですね。発光器というのはホタルイカに限らず発光動物が生体発光を行うために持っている器官です。
水まんじゅうは岐阜県大垣市の名物として知られていますが、富山・石川も水どころですので悪くない選出だと思っています。
富山市内、まず石谷もちやに行きましたが商品棚を見るとほとんど菓子が見えなかったので入りませんでした。
次に平安堂(和菓子)工場に行きましたが水まんじゅうは見つかりませんでした。
さらに西に歩いて「大和 富山店」の地下に行って水まんじゅうを探しましたが見つかりませんでした。疲れが隠せなくなったので「金の霊澤(きんのれいたく)」を購入して、いるかホステルに持ち帰りました。
開いてみると抹茶羊羹に黄色い栗が入った菓子であり、水まんじゅうの想像から大きく異なりました。とは言え買ってきたので食べると抹茶の渋みと栗の甘味がマッチして美味しかったです。
自分たちのやりたいことに「水まんじゅう作り」が加わりました。
言うまでもなく富山でも水まんじゅうを売っている店があるでしょう。でも今回見つけることが出来なかった。「もし魚戸ホタルを人生の課題として向き合おうと思うなら居場所だけじゃなくて好物も自作してね」というメッセージと受け取りました。
やることが増えても彼と一緒と思えば楽しく取り組むことが出来ます。
魚戸ホタルの水まんじゅう作り、C#フォームアプリの進行具合を見て検討します。
タイバニ2(4日目夜~5日目朝)
金の霊澤を食べたあと、「今日は観光地はもういいや、好きにしよう」となりました。
17時半ごろにシャワーを完了させた後にキッチンにあるモニターでTIGER & BUNNY 2を観賞し始めました。
Netflix独占配信作品であり、未加入のためこの機会に今配信されている13話全てを見たくなりました。
前作のTIGER & BUNNY(通称タイバニ)は高校時代アニメに嵌りだしたときに見て、卓球部員にもアニメ好きがいたので語り合った記憶があります。
タイバニ自体は派遣会社時代にAmeba TVで見た劇場版のThe Beginning以来であり、作中で登場するHEROがシルエットだけで誰かわかり、どんな性格をしていたかまで覚えていたのは驚きでした。
タイバニ2では新HEROとしてヒーイズトーマス、Mr. ブラック、マジカルキャットが登場します。ゴールデンライアンも自分にとっては初見でしたが劇場版The Risingで登場したキャラクターということで帰宅した後に見ました。
タイバニ2を見て感じたのはバディは噛み合えば百人力ということです。
ヒトは親の押し付けた価値観、目立ちたいという虚栄心、重くのしかかる過去といった弱みを抱えている。
バディの相方が弱みを理解したうえで得意分野を活かすことに努めると力があふれ、ピンチを切り抜ける知恵が得られることが描写されていました。
自らの価値観を持って置かれた環境を大切にしようというメッセージとも受け取りました。
どんな環境からでも学びがある。ありがとう! そして、ありがとう!
最後に
4日目はほたるいかミュージアムに行き、魚戸ホタルの現在地から形状をどのように変えるか、どういった生態を持っているかについて学習しました。
5日目(5月3日)は「樂翠亭美術館」に行った所感と富山・金沢旅行全体のまとめになります。
以上です。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
5日目に続きます。